【名護】名護市が西海岸にある21世紀の森公園で、民間の資金やノウハウを使って公園を整備・管理する「パークPFI」による整備を進めている。レストランなどを新設し、隣接地には県内最大規模の大型遊具を設置。
公園の魅力を高め、北部地域の来訪者や市民が長時間滞在できる空間を目指す。
 市は「名護湾沿岸基本構想」で「海をまるごと堪能できる名護湾沿岸~海を楽しみ、海を味わい、海を眺め、海で憩う~」をコンセプトに沿岸部の街づくりを進めている。
 市は昨年11月、名護市のゆがふホールディングス(ゆがふHD、前田貴子社長)を代表とする企業群とパークPFIの基本協定を結んだ。名護市の財政負担はなく、企業がカフェやレストラン、ウエディングができる施設などを整備し、既存のビーチハウスも改修する。
 企業側は集客力のある公園内で施設を営業できるほか、都市公園では通常10年の設置管理許可期間が20年に延長されるなどのメリットがある。
 市は公園整備と並行し、隣接する市児童センター跡地に約7億円(国の交付金による8割補助)をかけて大型遊具を設置する。現在工事中で本年度内には完成し、来年4月の供用開始を予定する。
 市政策推進課の林顕久課長は公園の年間来訪者数目標を40万人とし「北部は素通り観光が課題。市内外から多くの人に訪れてもらい市内での滞在時間を伸ばしてもらいたい」と話した。(北部報道部・松田駿太)
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沖縄最大規模の大型遊具を設置へ 沖縄・名護市 21世紀の森公園にはカフェやレストラン 民間資金・ノウハウで整備
名護市の21世紀の森公園の整備と合わせて建設中の大型遊具(市提供)
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