【宮古島】沖縄県の陸上自衛隊宮古島駐屯地トップの比嘉隼人司令が6日早朝の徒歩防災訓練中に「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子共同代表を恫喝(どうかつ)した問題で、比嘉司令は19日、清水共同代表らと同駐屯地で面談し「威圧的だと捉えられたのなら私の本意ではなく、そのことについては申し訳ございませんでした」と限定的に謝罪した。
 比嘉司令は「許可を取れ」などの恫喝について、拡声器を使った活動に対して周辺への迷惑や隊員の安全に配慮した「緊急的な確認」だったと答えた。

 また、隊員が休憩していた「いらぶ大橋海の駅」の駐車場の使用許可申請が不要にもかかわらず 「許可を取れ」と発言したことなどには「現在、上級部隊を含めて確認しており、私として答える立場にない」とした。
 抗議文と公開質問状を手渡した清水共同代表は終了後、報道陣に対し「紋切り型の答弁で全く誠意が伝わらなかった。今後は法的な措置を含めて検討したい」と述べた。
 連絡会は9日に抗議文と公開質問状を比嘉司令に手渡すため同駐屯地を訪ねたが面談に至らず、改めて求めていた。(宮古支局・當山学)

 
「威圧的と捉えられたのなら本意ではない」 陸自宮古島司令、市...の画像はこちら >>
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