上地あつよし(左)とヒトリツチナリ=8月13日、宜野湾市内

 ソロミュージシャン2人が意気投合した音楽ユニット「上地あつよしとヒトリツチナリ」が8月31日、3曲入りシングル「夏の欠片」をリリースする。表題曲「夏の欠片」は、タイトル通り爽やかな夏のそよ風のような優しくキャッチーな1曲。
他にも、サーフロックのリズムでノリノリの「へへイHEY!」、美しい夜空を連想させるコーラスワークが光る「きみが見た夢の続き」を収録。リリース日の31日には北谷町のライブハウスMOD’Sでライブを行う彼ら。ギターとドラム、2人の声の“4つの音”だけで作り上げる一貫した表現の集大成を見せる。
1.    夏の欠片
2.    ヘヘイHEY
3.    きみが見た夢の続き
-おまけトラック-※CDのみ収録
4.    ナイスvoice(2025.某日ver.)

上地あつよしとヒトリツチナリ(提供)

一口メモ:上地あつよしとヒトリツチナリ
1990年代後半から2000年代にかけて沖縄インディーズシーンの最前線で活躍していたスカイメイツのドラムボーカル・上地あつよしと、ザ☆フッカーズのギターボーカル・大城大地改めヒトリツチナリの2人のソロミュージシャンによるユニット。2010年から活動を開始。2013年までにCD-R音源4作を発表したのち、2022年にファーストアルバム「俺たちの自由(フリー)ダム」、2024年にセカンドアルバム「俺たちのアドベンチャー」をリリース。2022年から旧盆時期には北谷町のライブハウスMOD’Sでワンマンライブを続けている。
毎年のMOD‘Sライブは「創作に向かう良い刺激に」

 

 ―今作の表題曲「夏の欠片」はどのような楽曲に仕上がっていますか?
 ヒトリツチナリ(以下、ヒトリ) あつよしが曲のもとになる歌詞とメロディを持ってきた時に、そこからどんどん広げて主人公2人の物語を作っていきました。ポジティブでハッピーエンドになるように。これは、(上地)あつよしとやっているからだと思うんですけど、自然とポジティブな気持ちになりがちなんですよ。
 -もともとバンド出身でソロのミュージシャンとして活動するお二人ですが、ユニット結成のきっかけは何だったんですか?
 ヒトリ 僕のいたザ☆フッカーズが2007年に解散、あつよしのいたスカイメイツが2008年に活動停止して、その後はそれぞれでギターの弾き語りをしていたんですよ。よく演奏していた店の店員さんに「2人でやってみたら?」と提案されたのがきっかけでした。
2010年から一緒にやっています。

 

 -2022年から毎年ライブハウスMOD‘Sでワンマンライブをしています。お二人にとってどのような意味を持っていますか?
 ヒトリ 最初のワンマンライブに合わせてファーストアルバムもリリースしました。創作に向かう良い刺激にもなってます。長く続けていくきっかけになっていると思います。
 -ソロの時と違って2人で活動することで、お互いにどのような魅力を感じていますか?
 ヒトリ あつよしの作る曲が好きです。あつよしから出てくるメロディはすごくキャッチーなんですよ。
 上地あつよし(以下上地) 自分とは違う表現力、特に歌の面での豊かな表現力があるところです。自分が作った曲を自分で歌いこなせないこともある中で、大地(=ヒトリツチナリ)が歌ってくれるとすっと心に入るイメージです。自分の作曲表現の限界を外してくれています。今作も、大地の歌唱力があるからこそ、歌をよりメインに据えた楽曲制作という新しいチャレンジができました。
 ヒトリ 30年弱の付き合いで距離感も近いので、音を出し合ってからの反応もお互いスムーズで、仕上げるまでの時間は早いです。
自然とそれがグルーブ感にもつながっていきますよね。
レコーディングも「ライブでの再現性」を意識

 

 -楽曲もお二人の楽器と声だけで成立させています。ライブでの再現性の高さを意識されているのでしょうか?
 ヒトリ 基本的にはライブで再現できるようにと意識しています。2人で出す音だけで表現できることを追求したいという思いがあります。レコーディングの時も、個別に録るのではなくて、ライブのように2人同時に演奏しています。
 -バンドで活動していた約20年前と、ソロやユニットで活動している現在とでは、音楽や活動への向き合い方に何か変化はありますか?
 上地 スカイメイツの時はあくまでスカというジャンルを期待して聴きに来たお客さんに向けてやっていた一方、ソロになると自分本位での表現をとことん自由に出せているという違いがあります。ただ、今は大地と2人で活動していることで、自分だけの表現はいったん脇に置き、お客さんの期待に応える姿勢に立ち返れています。その点で、バンド時代の感覚に近いものを感じています。

 

 ヒトリ 自分としては音楽を続けるにあたって、やってもやっても終わりがない感じがずっとしているんですよ。もっとこうやって歌いたい、もっとこうやってギターを弾きたい、みたいに。なので、自分の中では音楽を表現するレベルがちょっとずつ上がっているような感覚があります。
 ―8月31日のリリースライブも間近です。
改めてライブの魅力って、どこにあると思いますか?
 ヒトリ 生演奏の音だけのライブは、より“生きているエネルギー”を感じられると思います。足を運んでくれると嬉しいです。
 上地 やっている側も聴いている側も「生きてるなぁ」と実感できるかと思います。夏休み最後の日に、お待ちしています!

 

2025年8月31日(日)
「『夏の欠片』リリースLIVE 俺たちからのヘヘイHEY!」
会場:MOD'S(北谷町美浜9-1 デポアイランドビルE 2F)
開場:17:00/開演:17:30
料金:3000円(ドリンク別)
※前売券購入者やメール予約者にはオリジナルバッジプレゼント
※中学生以下は1500円、未就学児は無料
予約・問い合わせ: uechiandhitori@gmail.com
上地あつよしとヒトリツチナリ「2人だけの音」追求 新シングル...の画像はこちら >>
上地あつよし(左)とヒトリツチナリ=8月13日、宜野湾市内">
上地あつよしとヒトリツチナリ「2人だけの音」追求 新シングル発表、沖縄・北谷町MOD’Sで8・31記念ライブ
上地あつよしとヒトリツチナリ「2人だけの音」追求 新シングル発表、沖縄・北谷町MOD’Sで8・31記念ライブ
上地あつよしとヒトリツチナリ(提供)">
上地あつよしとヒトリツチナリ「2人だけの音」追求 新シングル発表、沖縄・北谷町MOD’Sで8・31記念ライブ
上地あつよしとヒトリツチナリ「2人だけの音」追求 新シングル発表、沖縄・北谷町MOD’Sで8・31記念ライブ
上地あつよしとヒトリツチナリ「2人だけの音」追求 新シングル発表、沖縄・北谷町MOD’Sで8・31記念ライブ
上地あつよしとヒトリツチナリ「2人だけの音」追求 新シングル発表、沖縄・北谷町MOD’Sで8・31記念ライブ
上地あつよしとヒトリツチナリ「2人だけの音」追求 新シングル発表、沖縄・北谷町MOD’Sで8・31記念ライブ
編集部おすすめ
沖縄タイムスプラスの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース
コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース