日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市)は19日、那覇-台北路線を来年2月に新規就航すると発表した。同社の国際線定期便は初めて。
台湾路線の需要の高まりを受けて、開設を決めた。担当者は「国際線定期便の運航は悲願だった」とし、今後も国際線の路線拡大を目指す。
 国内の航空会社による那覇-台北路線の開設はピーチアビエーション(大阪府)に続き2社目。
 JTAは1日1往復2便の予定で、座席数は165席。目的地までの飛行時間は約1時間半を見込む。運賃や販売時期は未定。
 JTAは2014年1月から同区間で、春節や台湾の長期休暇に合わせて、22往復44便のチャーター便を運航した。定期便の開設で、さらなる観光需要の増加や新規顧客の獲得を目指す。
 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)によると、那覇空港発着の国際線では高雄や台中も含めた台湾路線が最も多い。国際線全体で週243便(7月末時点)のうち、89便が台湾路線だった。
 24年度の台湾からの入域観光客数は、前年度比約1・7倍の88万2千人で海外客の中では最多となっている。
 OCVBの浜田京介会長は「地元の航空会社であるJTAで初めての国際線定期便の就航は喜ばしい。
台湾との交流の機運がさらに高まることを期待する」と話した。
(政経部・玉城日向子)
JTAの那覇ー台北線、2026年2月に就航、1日1往復 初の...の画像はこちら >>
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