那覇市松尾の第一牧志公設市場のテレビ前では、買い物客や店主が足を止めて声援を送った。
 山城こんぶ屋を経営する粟國智光さんは「県出身の総理大臣の誕生が先か甲子園優勝が先か」と言われていた時代を振り返り、「沖縄の高校野球はここまで実力を付けた。
今年は戦後80年の節目の年。県代表に優勝してほしい」と語った。
 市場1階の路面にあるオキナワGOチキンの店長、池原盛勝さん(58)はお客さんと一緒に観戦。「最高な試合だった。優勝したらハブ酒で乾杯だな」と笑顔を見せた。
 同市樋川の「のうれんプラザ」にはスクリーンが設置された。集まった人たちは決勝進出が決まった瞬間、カチャーシーを踊って歓喜。プラザ内でスマホ修理店を営む仲盛浩樹さん(36)は「優勝して沖縄に明るいパワーを持ち帰ってきて」と望んだ。(社会部・西平光葉)
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