第107回全国高校野球選手権大会で、沖縄県勢15年ぶりの決勝進出を決めた沖縄尚学高校野球部を応援するクラウドファンディング(CF)に多くの支援が集まっている。CFは選手らの宿泊費や渡航費などに充てるため、7月23日から目標を1千万円に設定し発足。
決勝進出が決まった21日も夕方までの達成度は30%程度だったが、CFを呼びかける報道がSNS(交流サイト)で拡散された夜から支援が激増。一夜明けた22日午前10時半時点で1739件、821万5千円の支援が集まり、目標達成が見えてきた。

 

 CFは沖縄の県内企業ワイズバンク(宜野湾市、奥浜正樹代表)が、県外大会に出場するチームをサポートするため提供する「支援パッと来る」を活用。通常のCFより利用料が低く、銀行振り込みを利用することで支援者の手数料が減り、支援者される側の口座により早く、多くの寄付が入金されるのが特徴だ。

 

 支援者は一言コメントを寄せることもでき、沖尚のページには「沖縄を元気にしてくれてありがとう!決勝もいつも通り頑張ってください!」「宮城県から応援してます!沖縄の野球と野球の応援がだいすき!!!チバリヨ!」など県内外から多くの応援メッセージが寄せられている。

 

 支援パッと来るには、野球に限らず多くの部活動やクラブのCFも掲載している。沖尚の支援受け付けは31日までで、詳細はウェブサイト(http://shienpat.com/project/250718/)から。(政経部・銘苅一哲)
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【夏の甲子園】沖縄尚学クラファン 決勝進出決め達成率30%から80%に 目標1千万
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