一回表に駿台に3点を先制された宜野座。五回裏に1死一、二塁のチャンスが到来したが、相手の2番手投手に苦しみ、得点できなかった。七回に三塁打を放ち、相手のミスにも乗じて1点を返したが、及ばなかった。
村ふれあい交流センターでは、現地の球場にいる保護者がライブ中継する映像をモニターにつなぎ、後輩部員や保護者ら約40人が集まって観戦した。緊迫した場面では、部員から「先輩、お願い!」との声も漏れ、3年生の勇姿に熱い視線を送った。
2年で、新チーム主将の山城拓夢さん(13)は「どんなに点差があっても最後まで点を取ろうという姿が格好良かった。先輩方の代わりに、僕たちが全国制覇を成し遂げたい」と健闘をたたえた。
沖尚高の宜野座選手の親戚で、1年の仲間叶夢偉(かむい)さん(13)は「恵夢には、『ぎの中』の分までがんばって、東京の学校にリベンジしてほしい」と願った。(北部報道部・比嘉海人)