コメ価格の高止まりが続いている。総務省が22日発表した7月の小売物価統計調査によると、那覇市のコメ価格(1袋5キロ)はコシヒカリが5011円、コシヒカリ以外では5216円だった。
いずれも前月と同額。沖縄県内では6月以降、随意契約の政府備蓄米が店頭に並ぶようになったが、全体の価格を抑制するまでには至っていない。
 全国的にも、高止まりの状態だ。都道府県庁所在市と人口15万人以上の市を合計した81拠点の平均価格はコシヒカリで4907円、コシヒカリ以外で4731円だった。
 8月10日までに消費者へ届いた備蓄米は、随意契約の量の約3割にとどまるという。そのため政府は、8月末までとしていた販売期限を延長すると発表した。
 一方、県内流通のサンエーとイオン琉球は、調達した備蓄米の販売が8月末にも終わると見通す。両社とも「1家族3点まで」などの、購入に関する制限を完全に解除。販売が終われば銘柄米を中心とした通常の売り場に戻すという。
 7月のコシヒカリの価格が最も高かったのは大分市の7107円で、北九州市の6702円と続いた。新米の流通が影響しているとみられる。那覇市は高い方から31番目。
最も安いのは八戸市の3867円だった。
 コシヒカリ以外の最高値は鳥取市の5378円。那覇市は7番目に高かった。最安値は秋田市で3784円だった。
(政経部・川野百合子)
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