全国的にも、高止まりの状態だ。都道府県庁所在市と人口15万人以上の市を合計した81拠点の平均価格はコシヒカリで4907円、コシヒカリ以外で4731円だった。
8月10日までに消費者へ届いた備蓄米は、随意契約の量の約3割にとどまるという。そのため政府は、8月末までとしていた販売期限を延長すると発表した。
一方、県内流通のサンエーとイオン琉球は、調達した備蓄米の販売が8月末にも終わると見通す。両社とも「1家族3点まで」などの、購入に関する制限を完全に解除。販売が終われば銘柄米を中心とした通常の売り場に戻すという。
7月のコシヒカリの価格が最も高かったのは大分市の7107円で、北九州市の6702円と続いた。新米の流通が影響しているとみられる。那覇市は高い方から31番目。
コシヒカリ以外の最高値は鳥取市の5378円。那覇市は7番目に高かった。最安値は秋田市で3784円だった。
(政経部・川野百合子)