「宜野座の公園にまくぞ」「俺は宜野湾の公民館に」「勝ったから取っていいって」―。夏の甲子園で優勝した沖縄尚学の選手たちが閉会式後、グラウンドの土を集める様子がSNSで話題になっている。
沖尚の選手たちが三塁ベンチ前で土を集めている場面だ。
 「俺ら優勝どー」「日本一の土どー」と話す中、宜野座恵夢(えいむ)選手(3年)が「(地元の)宜野座の公園にまくぞ」と発言。さらに、土を集める末吉良丞(りょうすけ)投手(2年)に対し、仲間が「2年生、来ないの、来年」と言葉をかけると、「勝ったから取っていいって。初優勝やん」と答えた。
 SNSでは「会話がウチナーンチュすぎる」「ほっこりした」などの投稿が相次いでいた。
 発言の真意を24日、選手たちに尋ねた。宜野座選手は「あのときはテンションが高くなって。まさか音が拾われるとは思わなかった。恥ずかしい」と苦笑。実際にまくつもりはなく、全国中学校体育大会の軟式野球で準優勝した宜野座中のいとこにあげる予定だ。
 末吉投手ら2年生は当初、土を集める予定はなく、3年生の様子を眺めていた。ただ、比嘉公也監督から「勝った土は持ち帰っていい」と言われ、「初優勝の土なので、持ち帰った」と明かした。
その上で、「挑戦者という気持ちを持って、まずは来春のセンバツ出場を目指す」と誓った。(社会部・滝口信之、知念清張)

 
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