早坂さんは7月9日、勤務中に70代女性から、購入した2千円分の電子ギフトカードの送金方法に関する相談を受けたが、不審に思い詳細を尋ねた。
女性は「余命が迫っている老夫婦を名乗る人物からギフトカードを送金すると、財産の9億円を譲るという内容のメールがあった」と説明したという。早坂さんは「詐欺の疑いがあるので(警察に相談することを)理解してほしい」と女性を40分ほど説得し、警察へ通報した。
お店でマネジメント業務も担うチーフの早坂さんは「ニュースなどで詐欺の手法を見ていたので完全に詐欺だと感じた。未然に防ぐことができて良かった」と話した。(社会部・吉田光)