【松本浩治通信員】ブラジル沖縄婦人連合会(知念バネッサ会長)の第6回合同芸能祭が7月6日、サンパウロ市内の沖縄県人会ビラ・カロン支部(上原博支部長)会館で開かれた。20演目に各支部婦人会メンバーら延べ約200人が出演し、盛り上がった。

 同祭は、県人会本部の婦人会である「協和婦人会」の会員減少と高齢化が進む中、各支部が集まって協和婦人会を支えることを目的に2017年に第1回を開催。開会式で知念会長は「このイベントは『ゆいまーる(助け合い)』の精神で本部と各支部が協力し合うことが大切」と強調し、準備に携わった全ての関係者に感謝の気持ちを表した。
 地元ビラ・カロン婦人会の舞踊『恋の島鳩間島・三味線ブギウギ』を皮切りに、青壮年会のダンスやコーラス、エイサー太鼓などが披露された。城間和枝琉舞道場による「貫花(ぬちばな)」、具志堅洋子琉舞道場の「獅子舞」、斉藤悟琉舞道場の「浜千鳥」の琉球舞踊も舞台に花を添えた。
 この日の最高齢出演者は、カーザ・ベルデ婦人会と一緒に『エイサーの夜』などを踊った前堂正順さん(97)=うるま市出身。少年時代から陸上競技で鍛え上げたという足腰を持ち、かくしゃくとした動きで会場からひときわ大きな歓声を受けていた。
 今も現役で南米大会など公式大会に出場しているという前堂さんは「8月にはサンパウロ州陸上選手権大会に5000メートル走で出場します」と意欲を見せた。
(写図説明)カーザ・ベルデ婦人会による踊り「エイサーの夜」=7月6日、サンパウロ市内の沖縄県人会ビラ・カロン支部会館
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