沖縄尚学が日大三(東京)を破り、初優勝した23日の全国高校野球選手権大会の決勝を生中継したNHK総合の瞬間最高視聴率が、沖縄地区で52・3%に上ったことがビデオリサーチの調べ(速報値)で分かった。午前11時50分で、日大三を相手に2点リードし、先発の新垣有絃投手から交代したエース吉良丞投手が無失点に抑えた八回裏を経て、九回表の沖尚の攻撃に入る場面だった。

 23日は、試合開始前から沖縄の街は人影も車もまばらに。「道路から車がなくなる」といわれるほど、多くの県民の視線がテレビ中継に注がれた。
 平均世帯視聴率は、NHK総合の沖縄地区で46・3%。日大三が所在する関東地区の平均世帯視聴率は15・5%だった。
 また、九回途中の午前11時54分にNHK総合から番組が切り替わったNHKEテレの瞬間最高視聴率は、沖縄地区で午後0時と午後0時1分の51・3%。日大三の反撃を振り切り、悲願の全国制覇を手にした九回裏の瞬間だった。
 平均世帯視聴率は、NHKEテレで43・0%、同じく決勝を生中継した琉球朝日放送は11・7%だった。
 平均個人視聴率は、NHK総合の沖縄地区で30・4%、Eテレで29・3%、琉球朝日放送は8・0%。
県民の半数が釘付け? 夏の甲子園決勝、沖縄で異例の高視聴率 ...の画像はこちら >>
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