第107回全国高校野球選手権大会の決勝戦が行われた23日午前10時~正午に、国道58号など県内の主要道路の交通量が前週・前々週の土曜日に比べ14・2%減少していたことが県警の調べで分かった。
 国道58号の泊交差点(那覇市)や国道330号のイオンモール沖縄ライカム(北中城村)、サンエー浦添西海岸パルコシティ(浦添市)付近の西海岸道路など6地点で調査。
沖尚と日大三(西東京)の決勝戦が放映された同午前10時~正午の通過車両台数は計3万3132台で、9日と16日の平均3万8626台に比べ5494台(14・2%)少なかった。
 沖尚は初回に先制されたが、二回に同点に追いつき、六回、八回に追加点を挙げた。那覇市内の3地点では、試合の盛り上がりに合わせるように、開始直後の午前10時~11時は12%前後だった減少率が、午前11時~正午には最大25・5%になった。

沖縄尚学の試合開始直前、車の通行や人通りが途絶えた国道58号=23日午前9時55分、那覇市久米

 SNS上では「車社会の沖縄から車が消えた」「道路がガラガラ」という投稿が相次いだ。「甲子園の試合中は車が消える」という沖縄の〝都市伝説〟が立証されたのか―。
 県警交通規制課の東濵貴大課長は「〝都市伝説〟を立証するような大きな減り幅ではなかったが、交通量が減少しているので、あながちうそではないのでは」と話した。(社会部・豊島鉄博)
 
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「沖縄から車が消えた」は本当か? 甲子園決勝時の交通量を検証 県警「あながちうそではないのでは」【動画あり】
沖縄尚学の試合開始直前、車の通行や人通りが途絶えた国道58号=23日午前9時55分、那覇市久米">
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