【八重瀬】八重瀬町東風平の綱引きを前に、区民による綱作りが17日、東風平公民館で行われた=写真。金武町伊芸区から購入した稲わらで全長50メートルの綱を編み上げた。

 東風平の旧盆は4日あり、綱引きは最終日の9月7日に行われる。
 綱引きは東西に分かれた住民が綱を高々と持ち上げてぶつけ合う勇壮な「ガーエー」が特徴。今年は約20年使用されてきた綱を結合させるカナチ棒も新調される。
 綱作りは足踏み脱穀機で稲わらを整えた後、各班がそれぞれ3人一組をつくり、「1、2、3」とかけ声を上げて編み込んでいた。
 指導役の新垣茂治さんは「綱引きは東風平魂をぶつけ合う集落の楽しみ。この時期が来るとわくわくする」と笑顔を浮かべた。
 金城毅実行委員長は「今年もいい綱ができている。旧盆のエイサー、綱引きと続き、旧暦8月15日の豊年祭まで伝統行事を楽しんでもらえるよう頑張る」と力を込めた。
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