全国の高校生が地元の食材を生かしたメニューを競い合う「第13回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(主催・全国食の甲子園協会)で準優勝した沖縄県立首里高校の生徒が考案した冷凍食品のご当地おにぎりが全国のスーパーなどで発売される。地元愛がたっぷり詰まった「沖縄そば風おにぎり」で、9月8日から期間限定で販売される。

 同校3年の幸地向日葵(ひまり)さんと上原千和(ちより)さん、総合食品卸売業大手の日本アクセス(東京、服部真也社長)が共同開発した。
 地元食材を使い、沖縄そば風のだしで炊いたご飯に沖縄そば、紅しょうが、ねぎ、かまばこ、豚肉の具材を挟んで冷凍した。商品の包装には「おいし~さ~」と話すシーサーのイラストをあしらった。
 幸地さんと上原さんは、全国218チームが競い合った昨年11月のうまいもん甲子園で車麩を使った「心と体の命薬(ぬちぐすい)キッシュ」で準優勝(大臣官房長賞)。副賞として商品開発の権利を獲得した。茨城・鹿島高、和歌山・神島高もそれぞれ地元の魅力を伝える商品を手がけ全国発売する。
 幸地さんと上原さんは「地元沖縄が大好きで、沖縄への愛を伝えたいと思い参加した。沖縄に行ってみたい、沖縄に帰りたいと思ってくれるようにと願いを込めた。食べた方がそう思ってくれれば嬉しーサー」とコメントした。価格は税抜き398円。(社会部・平良孝陽)
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