全国の高校生が腕を競う「第14回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(主催・全国食の甲子園協会)の沖縄エリア選抜大会が30日、那覇市内であり、首里高チームが昨年に続き連覇した。レシピはヒラヤーチーで県産食材をラップした「命(ぬち)がふぅ包み」。
11月の決勝大会(東京)に出場する。

決勝大会出場に向けて意気込む首里高の(左から)親川柚夕さん、平良帆乃美さん、来間美咲さん=30日、那覇市・おきでん那覇ビルのオール電化体験施設「カエルぴあ なは」

 県内3校、計11チームから書類で選ばれた5チームが出場した。首里高のレシピは戦後80年をテーマに、戦前、戦後の県民の命を支えてきた食材として豚肉と田イモに着目した。
 豚肉はあんだんすー(油みそ)仕立てで、島ラッキョウとシークヮーサーのタルタルソースでさわやかさを加えた。ヒラヤーチーは薄力粉、米粉にタピオカ粉を加え、「冷めてももちもち」の食感にこだわった。

ヒラヤーチーで県産食材をラップした首里高の「命がふぅ包み」。「追いタルタル」と「追いあんだんすー」も合わせて提供される=30日、那覇市・おきでん那覇ビル

 メンバーでいずれも普通科2年の親川柚夕(ゆずゆ)さんは「研究を重ね、いい仕上がりになった」と満足そう。平良帆乃美さんは「うまいものを食べられる、平和への感謝を伝えたい」と笑顔。来間美咲さんは「全国でも県産食材を多くの人に知ってもらい、野球の甲子園のように沖縄を盛り上げたい」と意欲を話した。
 審査員でホテル「ザ・ビーチタワー沖縄」調理主任の樺山一樹さんは「あんだんすーやタルタルソースでさまざまな味の変化を楽しめた」とたたえた。(社会部・又吉嘉例)
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平和思う「ヒラヤーチー」 レシピのテーマは戦後80年 首里高校が連覇 うまいもん甲子園へ
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