沖縄県内で旧盆商戦が活況を呈している。今年は9月4~6日に当たり、先祖を送り出す最終日のウークイは土曜日。
日程的に親族で集まりやすい。スーパーではオードブルや重箱、すしなど大人数向けの商品の売れ行きが好調だ。(政経部・山田優介)

旧盆用の食材を求める買い物客ら=3日午前、那覇市・第一牧志公設市場(小宮健撮影)

 県外のお盆は一般的に8月13~16日だが、沖縄は旧盆が主流となっている。
 イオン琉球(南風原町、鯉渕豊太郎社長)では、自社ECサイトで受け付けたオードブルや重箱の予約数が前年同期比で46%増えた。
 一番人気のミニサイズ重箱9品助六もちセット(7344円)は19%増。オードブルのブーゲンビレア3~4人前(4104円)は47%増となった。
 一部の店舗では大人数で集まることを見越して、今年の新商品として大人数用船盛りタイプの本まぐろ入り20点刺身盛り合わせ(1万584円)を販売している。

旧盆に向けてお供え用の果物を買い求める客=3日、イオン那覇店

 先祖を迎え入れる初日のウンケーを翌日に控えた3日午後、イオン那覇店の食品売り場では、お供え用のパインやスイカ、供花がずらりと並んでいた。平日にもかかわらず、買い物客でいっぱい。泉智文店長は「旧盆準備のため、今日は特に人が多いです」と話した。
 サンエー(宜野湾市、豊田沢社長)もオードブルは10%増、すしは20%増と好調だ。特に大トロやウニなど70貫入ったすしが人気で、予約数は1・5倍増。
担当者は「早期予約キャンペーンなどもあり、昨年よりも好調だ。コロナ明け以降、旧盆関連商品は全体的に売り上げが伸びている」と喜んでいた。
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旧盆×土曜日 親族が集まりやすくメガ盛り食品が人気 70貫のすしが予約数1.5倍
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