中野区には1970年から84年まで県出身者が集まる「沖縄郷土の家」があり、エイサー文化の土壌があった。2002年に県出身の学生が中心となって、新風エイサーの前身団体を結成した。現在は約50人が所属し、OBの指導や動画を通してエイサーを学んでいる。
明治大学に通う平安名会長は大学2年の時に、県出身の友人から活動に誘われた。「上京して沖縄が恋しくなっている時期だった。エイサーの経験はなかったがすぐに加入を決めた」と振り返る。
中野区の人々との交流にも触れ「エイサーは騒音の問題もある。本土でエイサーをさせてもらっていることに感謝し、誇りに思ってもらえるようになりたい」と語った。
沖縄全島エイサーまつり2日目の13日、沖縄市コザ運動公園陸上競技場である「第47回沖縄市青年まつり」に出演し、オリジナル曲「新風節」を含む11曲を披露する。