山ヌブイでは、男性らが植物の葉やつるを身に着け「神」に扮(ふん)した。3グループに分かれ「メーバ」「ヤマナス」「ササ」と呼ばれる山をそれぞれ登った。太鼓打ちを先頭に「エーへーホーイ」と声を出しながら下山。集落に下りると、女性や家族を木の枝でおはらいし、浜辺で神に拝んだ。
夕方からは、大きな丸太を神アサギにぶつける「ヤーハリコー」、女性が踊る「ウシンデーク」もあった。
初めて参加した小形波蓮さん(20)は「地域の人の熱い思いがあってここまで伝統が継承されているのだと実感した」と話した。4日も、相撲やウシンデークが行われる。(北部報道部・大庭紗英)