石敢當は1959年の大型台風救援の返礼品として、宮古島から川崎市へ贈られた。死傷者や家屋の損壊など甚大な被害を知った県出身の故・古波津英興氏らが支援を働きかけた。川崎市議会を中心に全市を挙げた救援活動で、義援金355万円と多くの米俵が宮古島へ届けられた。
集会には当時の関係者の親族や県人会、川崎市関係者らが出席し、先人が築いてきた友好をたたえた。県人会の金城宏淳会長は「川崎と沖縄の絆を文化交流として若い人につないでいきたい」と語った。
川崎市の福田紀彦市長は「川崎の表玄関である駅前で魔よけとして市民の安全を見守ってくれて感謝です」とあいさつした。