山川所長は「湖面が浮草で埋まって酸素が水中に入らなかったためだろう。今年は高温が続くせいか、浮草の繁殖も速い感じがする」と話す。
ホテイアオイは明治時代に日本へ移入された外来種。繁殖力が強く、水路やため池の通水障害を起こす。本土では水温が下がる冬には枯れてしまうが、年中適温の沖縄では増え続けている。
同公園ではこれまで職員が除去作業をしてきた。また、毎月第1日曜日を「SDGsグリーンデー」と決めて、公園利用者や学生ボランティア約20人が集まり、除去してきた。
ただ、根が1メートル以上も張るため根こそぎ取り除くことが難しい上、繁茂している面積が広く、なかなかはかどらないのが実情のようだ。
山川所長は「毎年県とも除去作業について相談しているが、繁殖力が強くて追い付かない。でも、忍耐強く時間をかけて除去するしかない」と語った。