【名護】名護市山田の崎濱秀徳さん(94)宅の庭で、つる性植物のシマサルナシ(マタタビ科)の実がたわわに実り、訪れる人を驚かせている。
 ベビーキウイ、方言では「クーガー」「グガー」「グガ」などと呼ばれる。
長さは約3センチでキウイフルーツを小ぶりにしたような形だ。果実が熟すると中の種が黒くなり、キウイそっくり。食すると甘酸っぱい。
 崎濱さんは「屋敷囲いの木に20年前からつるが絡み付くようになった。今まであまり実は付かなかったが、今年はあれよあれよという間に増えた」と興奮気味に話した。
 崎濱さんは、羽地ダムに沈んだかつてのタガラ集落出身。サルナシはお盆の供え物として使われたという。今帰仁村呉我山の地名にもなったとされるグガー。「不老不死の薬」という伝説が残る。(玉城学通信員)
「あれよ、あれよ」とたわわに実り興奮気味 沖縄・名護市の民家...の画像はこちら >>
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