【八重瀬】沖縄県内でも珍しい「一日限り」の獅子舞が7日、八重瀬町外間でお目見えした。旧盆の最終日に集落を練り歩き、翌日には焼却される。
今年は22年ぶりに伝統にのっとってバナナの木の芯で胴体を制作。ユーモラスな風貌の獅子が無病息災を祈った。

22年ぶりにバナナの繊維で毛並みを作り、邪気を清めるため家々を練り歩く外間の獅子=7日、八重瀬町外間

 旧盆が4日間ある外間で「エイサー」と呼ばれるこの行事。7日夕に子どもたちが家々を回り、「スーコーシーガルチャービタル(焼香しに来ました)チェイヤー エイサー イヤッサッサー」と歌った後、獅子が登場して邪気を払った。
 
 獅子は8月24日に区民が制作した。獅子頭は薄い板などで、胴体は15本分のバナナの芯でできている。住民らは「今年の獅子は優しい顔だね」などと声をかけていた。
一日限りで燃やす獅子 22年ぶりに使った伝統素材はバナナの木...の画像はこちら >>
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一日限りで燃やす獅子 22年ぶりに使った伝統素材はバナナの木の芯 沖縄・八重瀬町外間の旧盆エイサー【動画あり】
祖先の霊を送り出し、役目を終えて焼き清められる外間の獅子頭=8日午前6時すぎ、八重瀬町外間">
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