人生の意味を見失った耕平(ゴリさん)とスマホ中毒で心を閉ざす17歳の息子(磯野駿英瑠(しえる)さん)が耕平の故郷久米島に帰省。島でも仕事に追われる耕平が息子と自分のスマホを海に投げ捨て、次第に人間らしさを取り戻していく物語だ。
ゴリさんは「久米島はシンプルに生きる大切さを教えてくれる島。心がバラバラになりそうな家族3人の再生に共感してもらえると思う」と強調。離婚した妻役の伊藤さんは「面白い映画になる確信がある。久米島の人とふれあい、作っていきたい」と語った。
映画は2026年末から27年上旬に一般上映予定。制作費約7千万円は寄付などで賄い、同日は沖縄ダイケン(山盛博文社長)から同町企業版ふるさと納税で1千万円が贈られた。(南部報道部・新崎哲史)