恩納村のコメ農家の金城啓さんの指導で、1列に並び、ぬかるみに足を取られながらも苗を1株ずつ丁寧に植えた。
児童の金子寅太郎さんは「金城さんから『植えた稲はいい言葉や足音、観察されることでよく育つ』と教えてもらった」と声を弾ませた。森田樹里さんは「ただ指で押し込むだけでなく『おいしいお米に育ってねー』と声をかけながら植えたよ」と汗を拭きながら話した。
同校の田んぼは、子どもたちが登下校や休み時間に稲の成長を観察できるグラウンド横にあり、12月の収穫まで雑草取りなどを続ける。
5学年主任の山中愛教諭は「お米を大切に育てるこの学びを通して、食べ物や支えてくださる方々への感謝の心を育んでほしい」と語った。
(与古田徳造通信員)