8月から9月にかけて実が黄熟するリュウキュウコクタン(カキノキ科)の実が沖縄県石垣市各地で鈴なりになっている。
 登野城の市道に街路樹として植えられた高さ2メートル余りの木には、直径約1センチの楕円(だえん)形の実が多く付き、黄色に変色しているのが確認された。
さらに熟れると、鮮やかな赤紅色に変わる。
 八重山地域では庭木として多くの家にあり、盆栽の材料としても人気が高い。
 材質は堅く、芯の黒い部分は三線の棹に使われる。別名はヤエヤマコクタン。八重山ではクロキ、沖縄本島ではクルチと呼ばれている。(南風原英和通信員)
幹が三線の棹に使われるクロキ 楕円形の実が鈴なりに 黄から赤...の画像はこちら >>
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