【沖縄】県民踊研究会(仲本興眞会長)は12日、沖縄市農民研修センターで「912民踊デー」を開いた。同会の発足記念日となる9月12日に合わせて2012年から毎年開催している催し。

 プログラムの第1部では、同研究会参与の諸喜田スエ子さんが1972年に同研究会が発足してから50年余の歩みを振り返った。県民の健康づくりや地域の結び付き強化を目的に活動を続け、県内各地で民踊文化の継承に取り組んできたことなどを紹介した。
 第2部は国頭、中頭、那覇、島尻の4地区が2地区ずつ合同で民踊を踊った。創立記念を祝う踊りとして「祝じゅう節」や「人生前向きに」などが舞われ、続く第3部では那覇・島尻・国頭各地区の団体が特色ある演目を次々に披露した。最後は「ふるさと華舞台」など輪踊りで締めくくり、会場は一体感に包まれた。
 参加した70代の女性は「普段は各地区ごとに集まるが、こうやって全県から集まりみんなで踊るのは楽しい」と笑顔を見せた。(中部報道部・比嘉大熙)
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