【伊良部島=宮古島】宮古島市の伊良部島にある貯水池で17日、アフリカやヨーロッパ南東部、アジア南西部に分布するモモイロペリカン1羽の姿が確認された。沖縄県内では数件の飛来が確認されているが、宮古野鳥の会の仲地邦博会長によると宮古諸島では初。

 17日、水面(みなも)をゆったりと移動しながら餌を探していた。モモイロペリカンは全長約160センチ、翼長約270センチの大型の水鳥で、大きなくちばしと喉袋が特徴。5羽を飼育している名護市のネオパークオキナワの担当者は、野生の個体が迷鳥として飛来した可能性が高いとしている。
 伊良部島では2000年に類似種のハイイロペリカンが発見された。衰弱したため沖縄市の沖縄こどもの国に搬送したが死に、現在は宮古島市総合博物館で剥製が展示されている。(宮古支局・當山学)
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