ドニー・イェンの実力に世界が気付いたのは遅く、彼が42歳の時の主演映画「SPL/狼よ静かに死ね」。ナイフで武装した殺し屋と警棒一本で闘うドニーの、とんでもなくスピーディーでリアル過ぎる決闘シーンがアクション映画界の歴史を塗り替え、彼はスターになった。

 その後、ブルース・リーの師匠・葉門を演じた「イップ・マン」シリーズで宇宙最強の称号を手に入れ、2016年に「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」でハリウッド進出。2023年の「ジョン・ウィック:コンセクエンス」でキアヌ・リーブスと共演した。
 そして2025年、本人が監督と主演を務めたハードなアクション映画「プロセキューター」公開。今回の目玉は100人の敵と闘う検察官のドニー。闘いに法廷にと大忙しだけど、強靭(きょうじん)な肉体で闘い続ける彼はなんと62歳。(桜坂劇場・下地久美子)
◇26日から桜坂劇場で上映
【桜坂劇場・下地久美子の映画コレ見た?】『プロセキューター』...の画像はこちら >>
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