沖縄市出身のお笑い芸人、与座よしあきさん(48)が、このほど米国の人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に挑戦した。サイモン・コーウェルさんら審査員や観客の前で「イマジネーション・マジック」を披露し、合格を果たした。
「目標が達成でき、自信になった」と手応えを語った。(社会部・真栄里泰球)
 お笑いコンビ「ホーム・チーム」時代には、NHK「爆笑オンエアバトル」、フジテレビ「笑う犬の冒険」などで人気を集め、2010年にソロに転向。役者としても活躍している。
 「海外でやってみたいという気持ちは、昔からあった」という。転機は22年だった。「社会経験が足りない。芸人を辞めて、他の仕事をきちんとしてみたい」と思い立った。しかし、妻の「やり残したことはないの?」との言葉に背中を押され、海外挑戦の気持ちを固めた。
 ネタ動画などの審査を経て、3月17日に米ロサンゼルス近郊の劇場での収録に臨んだ。4人の審査員と大勢の観客の前でも「不思議と緊張というよりは楽しみという感じが強かった」と振り返る。「イマジネーション・マジック」は、ジェスチャーで架空のマジックを披露するネタだ。「イマジネーションはありますか」と呼びかけ、観客を巻き込んだ。

 審査員の賛否は割れたが、観客のコールが後押しとなり、3対1で合格を果たした。放送には至らなかったが、大きな自信になったという。
 与座さんは「皆さんが僕を見て『あんな人がいるんだな』と思って楽しんでくれるのが、一番うれしい」と、今後の活動に意欲を見せている。20、21日に那覇市で開催するライブで、アメリカでの「奮闘記」を報告する。
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