【糸満】玉城デニー知事と糸満市の當銘真栄市長は20日、本年度100歳を迎える元船大工の石川善照さん(99)=同市=を訪ね、祝い状と記念品を贈った。
 石川さんはうるま市の平安座島出身。
山原船の船大工兼船乗りだった父から技術を学び、終戦後、糸満市に移住した。23歳で糸満造船で働き始め、50代まで伝統の木造船の船大工として腕を振るった。
 朝食にサラダやパン、果物を食べ、酒はビールをたしなむ程度。「好き嫌いはないが、カレーは辛くてだめ」という。玉城知事から「120、150歳まで元気でいてくださいね」と呼びかけられると「皆さんも120歳まで頑張ってください」と返し、笑いを誘った。
 船大工引退後は木造船の模型制作を手がけた石川さん。「県庁に飾ってほしい」と自作の帆掛けサバニの模型を玉城知事に贈った。(南部報道部・新崎哲史)
「120歳まで元気で」「みなさんも120歳まで頑張って」 新...の画像はこちら >>
編集部おすすめ