沖縄タイムス社と女性の健康支援サービスを手がけるファミワン(東京都)が始めた、企業向け健康経営サポートサービス「オフィスのやさしい保健室」の勉強会が24日、那覇市のタイムスギャラリーであった。7社から18人が参加。
月経や不妊、更年期症状など女性の健康課題にどう向き合い、仕事との両立を支援するか、学びを深めた。
(10月18日付で詳報)
 ファミワンの公認心理師、臨床心理士の戸田さやかさんが講師を務め、女性のライフステージごとの心身の変化や負担の重さなどを解説した。
 例えば、月経の経血量が多く作業に集中できなかったり、貧血や微熱が続きミスを起こす不安を抱えていたりすることがある。戸田さんは「こういうことが起きると理解し、働く環境を整えることが大事。企業の安全配慮につながる」と呼びかけた。
 不妊治療や更年期症状で仕事をどう続けるか悩む女性の事例も検討。本人や上司、同僚などさまざまな立場から、どんな課題があるかを話し合った。
 次回は11月6日、「先進事例に学ぶ」をテーマにしたオンライン勉強会を予定している。参加に関する問い合わせは保健室事務局(沖縄タイムス社営業局内)、電話098(860)3572。
(社会部・嘉数よしの)
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