そんな中、本作の原作はテンポ良く、3日で読み進めてしまった。作者は、国民的ミステリ作家の東野圭吾。人物描写が巧みで、映像的な描写が特徴的、多くの作品が映像化されている。
今回は、ドラマ「ガリレオ」シリーズでタッグを組んだ福山雅治が、元マジシャンの主人公を演じる。読んだ時のイメージとは違うが、不思議と違和感がない。言葉巧みに相手から情報を聞き出す「コールド・リーディング」で、兄を殺した犯人を追い詰めていく。原作を知らなくても十分に楽しめる。昨年刊行された続編も積ん読されたまま。映画の続編が決まる前には読み終わりたい。
(DX推進部・屋良朝輝)
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