沖縄市胡屋の沖縄こどもの国は25日、動物愛護週間(20~26日)に合わせて園内の獣魂碑前で動物慰霊祭を開催した=写真。多くの来園者に親しまれてきた動物たちに感謝して冥福を祈る場として、慰霊祭を長年続けている。
飼育員や来場者が参加し、黙とうをささげた。
 リュウキュウイノシシのイノッチ、ヤクシマザルのユパとキャベツ、ヤギのゼットン、オシドリのノリカズ、アムールヤマネコのミズキなど、この1年で37種類293匹の動物が死んだ。
 新里智昭園長代理は「来園者に笑顔と感動、命の尊さを教えてくれた」と感謝の言葉を述べた。
 月に5~6回通っている古波康平さん(31)=沖縄市越来=は「感染症で死んでしまったヤクシマザルのキャベツが大好きだった。これまでの感謝の気持ちを込めて黙とうした」と話した。
 父親が園の職員でよく訪れる沖縄市立北美小学校1年の安座間幸さん(7)は「最近死んでしまったペットのクワガタ3匹とこどもの国の動物たちが天国に行きますように」と願った。(中部報道部・又吉朝香)
「天国に行きますように」 イノシシ・サル・ヤギ…この1年で死...の画像はこちら >>
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