市職員に対するセクハラ問題を巡り、南城市議会に不信任を決議された同市の古謝景春市長が6日午前11時、中村直哉議長と面会し、自身の進退を文書で手交する。市は当初は3日と発表したが、市長の体調不良を理由に6日に延期するという。
6日は、市長が議会解散か辞職、失職かの判断を迫られている期日。
 南城市は2日午前10時半ごろ、報道各社に向けたリリースで3日に手交と発表。約1時間半後の2日正午になって日程の延期を発表した。文書は9月26日の不信任決議を踏まえた対応に関するものだという。
 市は内容を明らかにしていないが、文書は「市議会の解散通知」という見方が市役所や市議会内部で広がっている。
 古謝市長は10月6日までに議会解散か辞職かの判断を迫られている。期限内に判断しない場合は失職となる。
 古謝市長のセクハラ問題を巡っては、市議会の特別委員会が市職員対象に実施したアンケートでキスなどの疑惑が9件浮上。市の第三者委員会は5月、職員へのセクハラとパワハラを認定し、辞職を提言した。9月22日には、古謝市長が市長室で女性職員に「ハグしたさーね」などと認める録音データが報道で明らかになり、全国からも注目が集まっていた。市議会は26日、不信任決議案を可決した。
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