沖縄県南城市知念の「アジアン・ハーブレストラン カフェくるくま」は2日、公式ホームページで10月31日に閉店すると発表した。深刻な人手不足の影響で、安定した運営を続けることが難しくなったという。
併設のショップ、キャンプサイトも10月末で営業終了する。
 カフェの運営会社・農業生産法人仲善は健康食品の製造・販売事業を継続するという。
 仲善によると、コロナ禍に退職した社員・パートの人員を補てんできずにいる中、これまで調理を担ってきたタイ人シェフの退職も決まり、後任が見つからなかったという。コロナ禍前に約30人いた従業員は約10人ほどに減っていた。
 店舗の今後の活用や事業継承は検討中という。 
 同店は公式フェイスブックで「深刻な人手不足の影響により、安定した運営を続けることが難しく、やむを得ず閉店の判断をした」と説明。「いつかまた新しい形で皆様とお会いできる日を願って。本当にありがとうございました」とコメントを寄せた。
 カフェくるくまは2001年にオープン。水平線の続く太平洋の絶景を眺めながら、タイカレーを中心に本格的でボリュームのあるアジアンハーブ料理が楽しめ、地元客だけでなく、観光客にも人気が高かった。
人気店「カフェくるくま」10月末で閉店へ 人手不足で24年の...の画像はこちら >>
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