老朽化などに伴い建て替えられた那覇市立病院(外間浩病院長)の新病院棟で6日、外来診療が始まった。同院によると、旧病院棟からの移転作業は無事に完了した。

 新病院棟は免震構造で地上10階、地下1階。延べ床面積は約3万8千平方メートル、病床数は470床。手術室や集中治療室(ICU)を拡充した他、高度治療室(HCU)を新設。小児科フロアには動物の装飾を施すなど、子どもたちの気分を和らげる工夫を凝らしている。
 旧病院棟は今後、解体されるため、モノレール駅からの連結通路は使用できない。周辺道路を利用して新病院棟へ入る。新病院棟に直結する新たな通路は2027年度末に完成する予定だ。
 旧病棟の移転作業に伴い、外来診療は9月27日から10月5日まで停止していた。(社会部・下里潤)
那覇市立病院の新病院棟で外来診療が始まる モノレール駅の連結...の画像はこちら >>
編集部おすすめ