夏の甲子園を制した沖縄尚学高校野球部に県民栄誉賞が贈られることになった。比嘉公也監督は「いろいろな方が頑張っている中で受賞することは光栄に思う」と喜んだ。
「全員で目標共有」を重視する指導で、指導者特別賞も受ける。
 チームをけん引した眞喜志拓斗前主将は「大変名誉ある賞。これからも沖縄のスポーツ発展に努力し続けたいと思う」とコメント。エースとして活躍した2年生左腕の末吉良丞投手は「このチームで受賞できたことがとてもうれしい。いろいろな人たちの応援のおかげ」と感謝した。
 感謝状が贈呈される兵庫県の尼崎市立尼崎高校吹奏楽部総監督の羽地靖隆さん(77)=伊良部島出身=は中学校教師だった1981年夏、沖縄県人会に頼まれ、応援演奏を始めた。「ありがたい話。40年以上、応援してきて良かった」と喜んだ。
 当初は「優勝なんて考えることもできなかった」と振り返るが、春夏で計5回を経験した。「優勝の瞬間はやっぱりうれしいし、応援のやりがいを感じる。体力の限り続けていきたい」と語った。(運動部・又吉宏宜、社会部・滝口信之)

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