高校野球の第75回県秋季大会(主催・県高校野球連盟、共催・沖縄タイムス社、琉球放送)は11日、エナジックスタジアム名護で準決勝が行われた。第1試合は沖縄尚学がエナジックスポーツを5ー2で破り、決勝進出と九州大会(25~31日、宮崎)への切符を手にした。


エナジック-沖尚 8回裏沖尚2死一、二塁、仲間夢祈(右)が勝ち越しの左越え3点本塁打を放って生還し、ハイタッチで喜ぶ=11日、エナジックスタジアム名護(金城健太撮影)

 沖尚は四回裏1死満塁、末吉良丞の右前適時打などで2点を先制したが、五回表1死一、二塁、エナジックの富盛恭太の適時三塁打で同点に追い付かれた。
 沖尚は2-2の八回裏2死一、二塁、仲間夢祈の左越え3ランで5-2と勝ち越し、九回表を2番手の新垣有絃が3人で抑えて九州切符をつかんだ。
 準決勝第2試合はウェルネスとKBCが対戦する。
■試合展開
 沖縄尚学は末吉、エナジックは蓑田がそれぞれ先発マウンドに上がった。両チームの先発投手が安定した立ち上がりを見せ、三回を終えた時点でスコアは0ー0。序盤は無失点のまま、緊迫した投手戦が繰り広げられた。
 四回表、エナジックが満塁の好機を迎えたが、沖縄尚学の先発・末吉が踏ん張り、粘りの投球で得点を許さなかった。四回裏、沖縄尚学が試合を動かした。1死満塁の好機に、末吉が右翼へ適時打を放ち、先制点を奪った。さらに沖縄尚学は、ワイルドピッチで追加点を挙げた。エナジックは、先発の蓑田から大野へ投手を交代した。

エナジック-沖尚 4回裏沖尚1死満塁、末吉良丞が先制の右前適時打を放つ=11日、エナジックスタジアム名護(金城健太撮影)

 2点を追うエナジックは五回表、富盛のツーベースヒットで2点を返し、同点に追い付いた。
五回、沖縄尚学は2死満塁とするも、エナジック・大野の前に得点を奪えず。同点のまま六回へ。
 2-2の同点で迎えた八回表、沖縄尚学は先発の末吉に代わり、新垣が二番手としてマウンドに上がった。エナジックは2死二塁と勝ち越しの好機を迎えたが、新垣の前にあと一本が出なかった。
 八回裏、沖縄尚学は2死一、二塁と勝ち越しの好機を作ると、仲間が左翼へ3点本塁打を放った。大きな一発で一気に3点を加え、勝ち越しに成功した。
■第2試合はKBCとウェルネスが激突
 第2試合は、初の4強入りを果たしたKBCと3年ぶりの決勝を目指すウェルネスが激突。4校ともシードから勝ち上がっての対戦となる。この準決勝の勝者2校は、来春の全国選抜大会(センバツ甲子園)出場の重要な参考となる九州大会(25~31日、宮崎)への出場権を獲得する。九州大会、そしてその先の甲子園出場につながる、白熱の試合に注目が集まっている。

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