[ヒットのたまご](295)沖縄物産コーディネイター 池村博隆
 1959年創業の南西食品(名護市)は、関連会社のスイートフーズ久米島で製造された紅芋原料を活用したスイーツ開発を進めています。商品開発担当の石田瑛未(えみ)さんは「県内には紅芋菓子が数多(あまた)あるが、その中でもキラリと光る個性的なスイーツをつくりたい」と試行錯誤の末、アルミ箔(はく)で包んで焼き上げたお菓子「ホイル焼き」に着目します。

 抜群においしい紅芋ホイル焼きを製造してくれる工場を県内外でリサーチした結果、銘菓「かんざし」で有名な高知県の老舗メーカー「浜幸」と出合い委託生産を依頼しました。その卓越した製造技術で、生地にも餡(あん)にも久米島産紅芋をたっぷりと使用。久米島産紅芋とユズの香りをアクセントにした、ありそうでなかった優しい甘さと爽やかな香りをふんわり包み込んだ「OKINAWA紅(あか)いヤツ 紅芋ホイル焼き(6個入り、1260円)」が誕生しました。沖縄宝島パルコ店や国際通りの土産品店、道の駅許田で販売中です。
 石田さんら女性スタッフは「紅芋にキャラクターを持たせ、親しみと楽しさを感じてもらい『大事なヤツに届けるオヤツ、思わず笑みがこぼれるヤツ』などクスっと笑えるシリーズを展開したい」と意気込みます。紅芋資源を活用し、女性ならではの感性から今後もワクワク商品が生まれることに期待です。
 【メモ】名護市宮里1の28の8南西ビル2F。電話0980(52)2066。URLから(https://nansei-s.com/)
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優しい甘さと爽やかな香り ユズ香る「紅芋ホイル焼き」 名護市の南西食品[ヒットのたまご]
石田瑛未さん
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