「隕石(いんせき)だったらすごい!」。沖縄市室川の友寄敏夫さん(85)は9月末ごろ、大宜味村根路銘の村営マーランガー団地近くにある広い原野で、ソフトボールほどの大きさの赤茶色の石を発見した。
子ども新聞ワラビー(5月4日付)の「カガクにきづく」のコーナーで紹介されていた隕石にそっくりなことから、「みんなに見てもらいたい」と10月9日に沖縄タイムス中部支社を訪れ、隕石かもしれない石をアピールした。(中部報道部・吉川毅)
 友寄さんによると、石を発見した場所は自身の土地で、定期的に同市の自宅から通っているという。
 「何度もこの場所に通っているが、こんな石は今までなかった。変わった物があればすぐ分かる。近くに川もないので、こんな石があることを不思議に思った」と説明。5月のワラビーで紹介されていた隕石の記事の内容を覚えていたため、自宅に持ち帰って記事の写真と比べてみると、そっくりだったことから家で大切に保管していたという。
 「特別な石かもしれない。新聞で紹介して、本当に隕石かどうか分かる人がいたら教えてほしい」と呼びかけた。
 県立博物館・美術館の地学担当の学芸員に聞くと、「実際に石を見たとしても隕石と断定するのは難しく、何とも言えない。国立極地研究所(東京)で分析すれば分かるかもしれない」と話した。
「隕石だったらすごい!」 沖縄市の85歳が見つけた赤茶色の石...の画像はこちら >>
「隕石だったらすごい!」 沖縄市の85歳が見つけた赤茶色の石 新聞で紹介された隕石にそっくり 専門家の見立ては?
友寄敏夫さんが「隕石かもしれない」とアピールする石
「隕石だったらすごい!」 沖縄市の85歳が見つけた赤茶色の石 新聞で紹介された隕石にそっくり 専門家の見立ては?
子ども新聞ワラビー(5月4日付)の「カガクにきづく」のコーナーで紹介された隕石
編集部おすすめ