[手話でつながる新しい世界]
 【うるま】沖縄タイムス社主催の「『手話でつながる新しい世界』学校巡回プロジェクト」が9日、うるま市立勝連小学校で開かれた。4~6年生約150人が参加し、講師の藤乃さん=豊見城市出身=から指文字やあいさつの手話を学んだ。

 藤乃さんが指文字のシートを配り、「好き」「おはようございます」などを一緒に練習した。「聞こえない人と会うときは口の形を見せる」「筆談やスマホを使う」など、さまざまな方法でコミュニケーションが取れると紹介。「遠慮せずに声をかけて」と呼びかけた。
 質疑応答もあり、「手話にも英語はあるのか」との児童の質問に藤乃さんは「手話は世界共通ではなく、日本語や英語など国ごとにある」と説明した。
 児童代表であいさつした6年の知念さなさんは「聞こえなくても手話でつながる世界がすてきだと思った」と話した。
(中部報道部・比嘉大熙)
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