【糸満】「空手の日」の25日、糸満市摩文仁の平和祈念公園で県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者4人が、空手の普及・発展と世界平和を願い奉納演武を披露した。
 奉納したのは剛柔流範士10段の喜久川政成さん(79)、小林流範士10段の眞栄城守信さん(80)、古武道範士10段の仲本政博さん(87)、上地流範士10段の高良信徳さん(95)。

 最年長の高良さんは「サンセーリュー(三十六)」を披露。20歳で空手を始め、厳しい稽古に何度も音を上げたが「そのたびに先輩後輩が励ましてくれた。空手を通し支え合いの心を学び、仲間を大切にしてほしい」と願った。
 今年は県議会が2005年3月に「空手の日」の制定を決議してから20年の節目。戦後80年でもあることから、平和祈念公園で演武した。26日は午後3時から那覇市の国際通りで記念演武祭などがある。(南部報道部・国吉聡志)
平和の心込め 沖縄・糸満市摩文仁で奉納演武を披露 「空手の日...の画像はこちら >>
編集部おすすめ