【屋良朝彦通信員】沖縄産のジンとウイスキーの紹介イベントが9月9日、フィリピン・マカティ市内であった。
 なぜ、泡盛ではなくジンやウイスキーなのか。
実は、これらは泡盛にもう1工程を加えてできた泡盛の派生商品なのだ。
 フィリピン人はジンやウイスキーが好きだが、フィリピン人の主食は日本人と同じ「お米」。なので、麦やトウモロコシでできたジンやウイスキーよりもお米でできたお酒の方が体になじむに違いない。きっと、二日酔いも少ないだろう。
 と言いつつ、まず市場はフィリピンの欧米人社会。つまり欧米人の多いバーやレストランで評判を高めよう。そうすれば、フィリピン人にもその評判が波及するに違いない。そう考えた主催者の私は、フィリピンでバーやリゾート、ホテルを経営する在住欧米人を集めてこの試飲イベントを開くことにしたのである。
 当日は、40人近くのフィリピン在住の欧米人やフィリピン人が参加し、すしや串焼き、ハム・チーズをさかなに、沖縄ジンをベースにしたカクテル、そして米でできたウイスキーを楽しんだ。
 既に輸入されているまさひろ酒造の「沖縄ジン」に加えて久米仙酒造の「沖縄アイランドブルー・ライスウイスキー」をフィリピンで楽しめる日も近いに違いない。
(写図説明)沖縄ジンのカクテルを楽しむ参加者たち=9月9日、フィリピン・マカティ市
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