【東京】第34回アシバ祭が19日、東京・中野の四季の森公園イベント広場であり、多くの来場者でにぎわった。同祭は東京沖縄県人会青年部が中心となり、上京した沖縄青年らの交流の場をつくろうと1985年に始まった。
(小笠原大介東京通信員)
 中野駅前の再開発のため、2011年からは三軒茶屋駅前、12年からは板橋区の志村銀座商店街に場所を移して開催されてきたが、20年から23年のコロナ禍による休止を経て、昨年から中野に戻ってきた。
 イベントではエイサーや音楽ライブ、琉球舞踊や空手が披露された他、ステージを囲むように設置された出店エリアでは沖縄そばやタコス、泡盛などが販売され、来場者は思い思いに日曜の穏やかな時間を楽しんでいた。
 実行委員会の中村奈菜さんは「昨年よりも人出が多くSNSの力を実感。アシバにはみんなで遊ぶ『遊ば』と東京で暮らす沖縄青年のための『足場』を築こうという意味が込められている。発足当初の、のんびりした雰囲気を残しつつ、みんなが集まれる場所にしていきたい」と話した。
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