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熊本工業











ウェルネス










 高校野球の九州秋季大会(第157回九州大会)は28日、宮崎県のSOKKENスタジアムなどで準々決勝が行われた。ウェルネスは熊本工業に1-6で敗れ、4強入りを逃した。

 ウェルネス先発の長山武蔵は六回途中まで投げ、毎回走者を三塁に背負う苦しい展開。1ー0の二回2死一、三塁、スクイズを決められて1-1の同点に追い付かれた。四回には1死一、三塁で再びスクイズを決められ2-1と勝ち越され、六回には2本の長打を打たれて降板した。この回計3点を失い、1-5とリードを広げられた。八回には2四球から1点を追加された。
 ウェルネス打線は初回2死走者なし、長山の右越えソロ本塁打で先制したが、その後は熊本工の先発・堤大輔を打ち崩すことができなかった。
試合展開
 ウェルネスの先発・長山は、初回にツーベースヒットを許し走者を背負ったものの、後続を断って無失点に抑える粘りを見せた。
 対する熊本工も、初戦で1失点完投した右腕・堤が先発。緊迫した立ち上がりの中、ウェルネスの長山が自らのバットでソロホームランを放ち、1点を先制した。

熊本工-ウェルネス 1回裏ウェルネス2死走者なし、長山武蔵が先制の右越え本塁打を放つ=28日、宮崎市・SOKKENスタジアム(宮城貴浩撮影)

 2回表、熊本工はバントヒットなどでたちまち同点に追いつき、さらに勝ち越しのチャンスを迎える。しかし、ウェルネスはここで、ライト池間のファインプレーで追加点を阻止。逆転のピンチを最小限の失点で切り抜けた。

 続く3回表も、ウェルネスの長山は再び走者を背負い、熊本工に勝ち越しの好機を与える。しかし、長山が粘りの投球を見せ、このピンチも脱出した。
 再三のピンチを凌いできたウェルネスの先発・長山だったが、4回表に勝ち越しを許した。長山は、この回先頭打者にツーベースヒットを浴びると、走者を一、三塁に置くピンチを迎える。熊本工はここでまたバントを成功させ、2点目を奪取。試合は2対1と、熊本工が初めてリードを奪う展開となった。
 1点を追うウェルネスは、5回裏に反撃の大きなチャンスを迎えた。先頭打者がヒットで出塁し、バントや四球で一気に二死満塁の絶好機を作り出した。しかし、熊本工の堤を攻略できず、得点を奪えなかった。

熊本工-ウェルネス 力投するウェルネスの先発・長山武蔵=28日、宮崎市・SOKKENスタジアム(宮城貴浩撮影)

 6回表に熊本工は、ランナーを得点圏に進めると、三塁打などで一挙2点を追加。ウェルネスはここで投手交代。ここまで粘投を続けてきた先発の長山から2番手の内間に交代した。
熊本工はさらに1点を追加して、リードを4点に広げた。
 熊本工は終盤に入っても攻撃の手を緩めず、8回表、効果的にランナーを進めると、さらに1点を追加した。
沖尚は第2試合
 沖縄尚学(沖縄1位)は第2試合(午後0時半開始予定)で神村学園(鹿児島1位)と戦う。沖尚は、1回戦で11安打6打点と強力打線を誇る神村学園をいかに封じるかがポイントとなりそうだ。

 
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熊本工-ウェルネス 1回裏ウェルネス2死走者なし、長山武蔵が先制の右越え本塁打を放つ=28日、宮崎市・SOKKENスタジアム(宮城貴浩撮影)">
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熊本工-ウェルネス 力投するウェルネスの先発・長山武蔵=28日、宮崎市・SOKKENスタジアム(宮城貴浩撮影)">
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