沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、浜田京介会長)は、2025年の入域観光客数が1087万5600人で、19年を上回り過去最多を更新するとの見通しを示した。国内は修学旅行の需要が回復し、海外はアジアを中心に航空路線の新規就航が相次いだ。
円安も追い風となっている。担当者は「沖縄の魅力が海外に徐々に伝わっている」とし、26年の首里城復元に向けてプロモーションを強化するとした。

(資料写真)雨の中、傘を差して国際通りを歩く観光客=10月21日、那覇市久茂地

 国内客は794万2400人で過去最多を更新する見通し。大阪・関西万博(大阪)の開催に伴う需要の減少は見られず、底堅いリピーター需要がある。
 海外客は293万3200人で過去最多に並ぶ水準になる見込み。台湾を中心にリピーターが増え、航空路線の就航につながった。
 浜田会長は「円安の影響で海外旅行しづらい国内客の受け皿になっている。コロナ禍で苦しい思いをしたが、業界として知恵を絞りながらやってきた結果だ」と評価した。
 7月の「ジャングリア沖縄」の開業が観光客数の伸びに影響しているかは現時点で判断できず、今後注視していく。(政経部・大川藍)
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