クラシック・エンターテインメント「ピアノ・バトル」(主催・沖縄タイムス社)が3日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟で開かれた。ドイツなどで学び欧州で活躍する2人のピアニスト、ポール・シビスさんとアンドレアス・カーンさんがピアノの名曲を奏でて聴衆が勝敗を決める新感覚のステージ。
演奏しながら卓球で決着をつける型破りの対決もあり、華麗で迫力あふれるステージで会場を沸かせた。(編集局付・上間正敦)
 対決は緩急を織り交ぜたピアノの名曲を2人が交互に披露する7回戦マッチ。2人のスーツの色に合わせて聴衆がパンフレットの白黒面のどちらかを挙げるなどして勝敗を決め、4勝3敗でアンドレアスさんが勝った。
 娯楽性を追求したステージながら、シューベルトの「即興曲第3番」をアンドレアスさんが情感たっぷりに表現。最終マッチで取り上げたムソルグスキーの「展覧会の絵」では目隠しをした2人が「キエフの大門」など2曲を披露。スケールの大きな迫力ある演奏で聴衆を圧倒した。北中城村から訪れた神田芙実(ふみ)さん(14)は「私もピアノをやっているが2人は両手の指が20本あるような迫力ですごかった」と感激していた。
「両手の指が20本あるようですごい迫力」 超絶技巧の2人の「...の画像はこちら >>
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