麻薬のケタミンを含むたばこを密輸入しようとしたとして、沖縄地区税関は5日、台湾籍で住居不定のアルバイト、容疑者の男(31)を関税法違反の疑いで那覇地検に告発した。
 税関によると、容疑者は10月17日(現地時間)に台湾の高雄港からクルーズ船に乗り同19日に那覇港に到着した際、白色粉末のケタミンを混ぜたたばこの葉(7・41グラム)を隠して密輸入しようとした疑いがある。
たばこは18本で箱に保管。貴重品や市販のたばこが入った手提げバッグに隠されており、下船時に税関検査で発見された。
 19日に那覇海上保安部が麻薬取締法違反(輸入)の疑いで通常逮捕した。容疑者は観光のため一時下船しようとしていたといい、同保安部は認否を明らかにしていない。容疑者の船内居室からも別のケタミン0・07グラムが見つかり、不法所持で捜査している。
 税関などによると、クルーズ船による麻薬密輸入の告発は2018年以来。
麻薬ケタミン含むたばこの密輸入疑い 台湾籍の男を告発 沖縄地...の画像はこちら >>
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