【那覇】「記者から学ぶ! わくわく新聞活用術」講座が10月22日、那覇市の牧志駅前ほしぞら公民館で開かれた。沖縄タイムス社DX推進部の屋良朝輝NIB担当が新聞紙面の構成や読み方を解説しながら、SNS記事との接し方などを紹介した。

 講座は実際に新聞製作に関わる人から、メディアを通して正しい情報を得る方法を学ぼうと開催され、市在住の24人が訪れた。受講者の大半が新聞を毎日読む層とあって、新聞などメディアを取り巻く現在の事象に熱心に耳を傾けた。
 屋良さんは新聞を開き、見出しや写真を最初に眺めてこの日のニュースの概要を知る方法を紹介。新聞記事が記者の取材情報を基に、多くの人のチェックを経て紙面化されているとした上で、SNS隆盛の時代に「ネット上の情報とうまく付き合いながら、ニュースの真偽を見極める力を身に付けてほしい」と呼びかけた。
 毎朝、新聞から情報を得るという仲座政子さん(72)は「今回、新聞の効果的な読み方がたくさんあることを知った。スマホを並行して使いながら、正しい情報を得る方法について考えたい」と話した。
 沖縄タイムス社の「記事の読み方講座」への問い合わせはこちら(https://okinawatimes.jp/contact/education-training/)から。(社会部・天久仁)
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